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秋のお茶会にお使いになられるとちょうど良い御軸です。金箔入りの豪華な遠山色下絵に和歌を詠み、落款は『紹智』、共箱は〔和歌〕に対し落款は『輝翁(花押)』と御書付されています。
現在では珍しい紙表装仕立てとなっており揮毫された当時のウブなままと考えられます。若干の巻きジワがありますがこれらを勘案して少なくとも80年経過しておりますので経年変化とお考え下さい。全体の調子は良好です。
共箱。紙本。塗軸。
長さ146㎝ 幅26㎝(表装を含む)
[短冊]タテ36㎝ ヨコ6㎝
【読み】
積に出て まねく野もせも 初尾花 誰引むすぶ 手秋にせん
積に出て・・・積もり積もった
のもせ・・・野原いっぱい
初尾花・・・秋になって初めて穂の出た薄(すすき)。
誰引きむすぶ・・・誰かが誰かの手を引いて、一緒に歩く
手秋にせん・・・手作業で収穫する
▢11世竹窓紹智(ちくそうじょうち)
元治元年(1864)~昭和17年(1942)
藪内流11世。9世竹露紹智の長男。号~透月斎・輝翁・竹窓・竹操。茶法は10世竹翠に受け、家業を継いで11世となる。画は森寛斎、書は山本亡羊、沈流軒老師に参禅する。茶事の傍ら、和歌・俳諧の道を修め、書画も能くした。79歳歿。
【参考文献】
落款花押大辞典 淡交社
茶人の花押 小田榮一著 河原書店
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